Cloudflareで取得したドメインでGoogle Sitesを公開する
2025-11-22
はじめに
この記事は、Cloudflareで取得したドメインを使用して、Google Sitesを独自ドメインにて公開する手順をまとめたものです。投稿日(2025-11-22)時点での手順になるため、サービスのアップデートに伴い変更されることがあるためご注意ください。
準備
- Cloudflareで独自ドメインを取得する。
- Cloudflareはほぼ原価でドメインを提供しているレジストラのため、非常に安くドメインを取得できます。ただし、米ドル決済となるため為替の影響があることに注意する必要があります。
- .jpドメインなど一部のドメインには対応していないため、Cloudflare Registrarにて検索してみてください。
- 取得したい文字列(例:example.comのexample部分)で検索すると様々なトップレベルドメインを紹介してくれますが、あえてトップレベルドメインまで含めて検索するとそのドメインが使用可能か直接確かめられます。
- Googleアカウントを取得する。
- 個人利用やGoogle WorkspaceでもよいのでGoogleアカウントを取得します。
- 今回使用するGoogle Sitesというサービスは、営利・非営利問わず利用できるはずですが、ご自身でGoogleの利用規約を読んで判断してください。
手順
- Cloudflareでドメインを設定する。
- Cloudflareのアカウントホーム画面にてドメインのリストを確認します。今回は、取得済みのrosev.orgドメインを選択します。
- DNSレコードの設定画面
- Google Search Consoleに独自ドメインを登録する。
- 今回登録したいドメイン名を記入します。左側のペインに今回使用する独自ドメイン(example.rosev.org)を記入し次に進みます。
- そうすると以下の画面でDNSレコードでのドメイン所有権の確認が表示されます。ドメインのWhois情報などからCloudflareが指定されていますが、この項目は「任意のDNSプロバイダ」に変更する必要があります。
- 任意のDNSプロバイダを選択するとTXTレコードを使用したドメイン所有権の確認プロセスに移行します。この値をコピーして、Cloudflareの画面に切り替えます。
- Cloudflareの管理画面にて、ドメインのDNSレコードを追加します。タイプはTXT、名前はサブドメインを含むドメイン名を入力し、コンテンツ部分に先ほどコピーしたgoogle-site-verification=から始まる文字列をペーストし登録します。
- Google Search Consoleに戻り確認を押下します。すると「所有権を証明しました」と表示されます。
- Cloudflareの管理画面に戻り、CNAMEのDNSレコードを追加します。今回は、タイプをCNAME、名前をexample(サブドメイン部)、ターゲットに「ghs.googlehosted.com」、プロキシステータスをDNSのみとします。TTLは自動でよいです。
- Google Sitesでサイトを用意する。
- Google Driveに移動し、Sitesを作成します。今回は、Exampleというファイルを作成し、適当に編集します。
- 公開できる状態までコンテンツの記述が終わったら、右上にある歯車マークを押して設定をします。設定の画面がポップアップで表示されるので、カスタムドメインを選択します。
- 「ドメインを接続」を押下すると、カスタムドメインを入力できますので、Google Cloud Consoleで登録したドメインを入力します。次へを押すと注意表示がされますが、ここまでの設定ができていれば問題ないので完了ボタンを押下し、完了します。
- サイトの公開設定をします。右上の公開ボタンを押すと「ウェブへの公開」の画面が表示されます。
- ここでウェブアドレスの入力が求められますが、グローバルユニークな文字列であればなんでもよいです。今回はexample-rosev-orgとしました。なお、https://sites.google.com/view/example-rosev-orgというURLでもサイトにアクセスすることができます。
- (余談)アクセス権の設定
- 前記のウェブの公開画面の中段にある「サイトを閲覧できるユーザー」で管理を押下するとアクセス権を設定できます。今回は、全員が見られるように設定します。特定のユーザに限って閲覧できるようにするには、ユーザの追加をするとできるようになります。
- 公開済みサイトの部分が制限付きなどになっていると、他のユーザからアクセスできません。この設定に使用しているブラウザではアクセスできるユーザでログイン済みになっているため見ることができるのですが、プライベートモードのブラウザなどからアクセスできない場合はこのアクセス権の設定に問題がある可能性があります。
- アクセス権が特定ユーザのみになっていると、「ウェブへの公開」画面で「一般公開の検索エンジンに自分のサイトを表示しないようリクエストする」が表示されません(noindex / robots.txtのクローラ対応に相当)。
- 「ウェブへの公開」画面で公開ボタンを押下し、公開を完了します。以上で設定は完了です。DNSレジストラの設定によっては、カスタムドメインでアクセスできるようになるのに最長で 48 時間かかりますのでご注意ください。Cloudflareを使用している場合、カスタムドメインで表示できるようになるのに1~2時間はかかった印象です。
おわりに
Google Sitesを独自ドメインを使用して公開する方法をご紹介しました。Web上で公開方法を調べていたのですが、絶妙にうまくいかなかったので備忘録的にまとめました。
参考
- 【無料】Google Sites を独自ドメインで公開する方法, Qiita, https://qiita.com/nao_hanpen/items/77ce383ad07b6bbe57d4, accessed: 2025-11-22.
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