画像フォルダに現れるThumbs.db


「Thumbs.db(サムズディービー)」とはフォルダ内に生成される縮小画像のキャッシュのことです。


そもそも「Thumbs.db」って?

Thumbs.dbは隠しファイルの一種で、フォルダ内にある画像を縮小表示した際、次回以降、縮小画像を記憶して、表示スピードを早めるために作られる一時的なキャッシュファイルです。

消してもいいの?

そもそもThumbs.dbは表示高速化のためのキャッシュファイルです。
画像のサムネイル表示の高速化が目的でない場合には必要でないでしょう。


「Thumbs.db」が消せない?

"使用中"だと消せない!

時々,フォルダを削除しようとすると「使用中のため削除できません」のようなダイアログを見ることもあると思います。
その理由の一つに裏でThumbs.dbの生成が行われており,ロックされてしまっているためだと考えられます。
その様な場合には以下の方法で解決することができます。
  1. OSの再起動
    • 最も単純な解決策
    • 共有フォルダなどでは,他のPCがロックしてしまっていると解決できない
  2. 空のフォルダが削除できない
    1. 適当な画像を入れる
    2. 表示方法を変える。右クリックから「表示」を選択して「○アイコン」と表示方法を変更する
    3. 以上によって,Thumbs.dbの再生成を促せます
  3. コマンドを使用して一括消去する


「Thumbs.db」を作らせないために

以下の順序でやっていけばOKです。
逆にもとに戻す際も最後の「有効」の項目を無「未構成」あるいは「無効」にすれば良いです。

1. 「ファイル名を指定して実行【Winキー + r】」して,
「gpedit.msc」と入力する
Winキー + r

2. 「グループポリシー」の「ユーザーの構成」から「管理用テンプレート」を選択

管理用テンプレートの選択




3. 「Windowsコンポーネント」の「エクスプローラ」にある「縮小画像のキャッシュをオフにする」をダブルクリックする(あるいは右クリックからでも可)

縮小画像のキャッシュをオフにするの選択


4. 「有効」にする
キャッシュオフの有効化

以上です。



まとめ

こういったキャッシュ技術はディスクやCPUの処理能力が低い場合には大いに有効で,フォルダを開くたびに再度サムネイル表示のための処理をする必要がなくなります。
しかしリスト表示を好み,写真表示ソフトでしか開かない人にとってはフォルダ内を汚されている気分で,あまり良い気持ちではないかもしれませんね。



参考資料