このブログ最初の記事は届いたばかりのUnique Melody MAVIS カスタムの評価です。

このイヤホンが届いたのをきっかけにしてブログを書き始めたといっても過言ではないです。

初めてのカスタムIEM


自分にとって初めてのカスタムIEMです。
以前から興味はあって、「俺、大学院の受験が終わったらカスタムIEM作るんだ・・・。」と何かのフラグを立てるようにして、諸々が終わった8月の中旬にイーイヤ名古屋大須店にてインプレッション採取と注文をしました。たくさんの試聴機から選ぶにあたってかなり悩みましたが、ようやく自分の中で折り合いがついたので購入に踏み切ったわけです。(この時の試聴した機種などはまた後日談として記事にする予定です)

基本スペック

Mixwave公式の文章からです。

ツイン・ダイナミックドライバーを採用した新たなハイブリッド型モデル

ダイナミックドライバーを2基採用させ、ダイナミックドライバーならではの低域の質感を聴かせるMAVIS。ユニバーサルモデルの「MAVIS」をベースに再チューニングを行い、中低域の量感、質感をカスタムモデルならではのチューニングに仕上げています。

音導管には合金素材を使用し、これまでに使用してきた音導管とは異なるIEM設計を採用しています。金属素材の音導管を使用することで、音をよりストレートに外へ伝える事ができます。
音導管に合金チューブを採用

製品仕様

ドライバー ハイブリッド型(ダイナックミック型ドライバー + バランスド・アーマチュア型ドライバー)
ドライバー構成 4 ドライバー
Low x 2 (ツインダイナミックドライバー), Mid x 1, High x 1
クロスオーバー 3ウェイ・クロスオーバー
周波数特性 20Hz - 18kHz
入力感度 109dB
インピーダンス 26.3Ω
入力端子 3.5mm ミニ端子

(参照先:http://www.mixwave.co.jp/)

デザイン選び

おそらく、初めてのカスタムIEM購入で二つ目くらいに悩むのは、機種選びの次にデザインだと思います。
実はインプレッション採取の後、オーダーストップしてもらって1週間ほど悩んでいました。
結局、オリジナリティよりもシンプルさを追求することにし、ウッドデザインのW2 「Dalbergia」を選択しました。カラーはクリアを選びました。

イヤホン、到着

10月下旬、イヤホンが届きました。講義中に突然電話が来たのでかなり驚きました。
あとひと月ほどかかるとふんでいたのですが、早かったですね。(閑散期だったのかな?)



イーイヤホンの箱にくるまれています。



保証書と・・・



豪勢な箱に入っていました。マットな黒でラバーっぽい感じです



箱を開けるとメンテナンス用のキットと



本命のイヤホンです(W2 Dalberigaウッドプレート)



例の合金チューブの音導管です。


試聴

DAPはiPhone6sを使用しました。
音源はすべてCDリッピングでFLAC、Onkyo HF Playerで聴いています
曲は試聴の時に何度も試しに聞いていた曲を使いました。(アニソン多めで特にボーカルが女性のものが主です)

  • 青空Jumping Heart(ラブライブ!サンシャインより)
  • 灰色ノ町ヘ告グ(南條愛乃 「Nのハコより」)
  • プロヴァンスの風(響け!ユーフォニアムより Hi-Res版)
  • Get Lucky(Daft Punk 「Random Access Memories」より Hi-Res版)
  • Beethoven Symphony No.9

感想

さすがに高いだけある(語彙力無い)。

店員さんに「UMはシェルの透明感もきれいだし、MAVISは多ドライバーだから透けるシェルにしても見栄えしますよ」ってすすめられたので、透明にしましたが正解だったと思います。カスタムらしいデザインじゃないかなと思います。
2pin埋め込み型のケーブルも耐久性あると思いますし、今後リケーブルの楽しみがあります。

MAVISを選んだ最大の理由は、
「どんな曲でもきれいに鳴らせるゼネラルな基本を持ちながら、女性などボーカルを美しく聴き取りやすく表現してくれること」
でした。
まず最初に、女性ボーカルは良いです。きれいで違和感ないです。
クラシックですとBeethoven Symphony No.9(指揮:Herbert von Karajan,ベルリンフィル)をよく聴くのですが、インストもきれいで合唱部も鮮明に聴き取れて満足です。ホール感もあって素晴らしいです。

ダイナミックドライバー搭載タイプなのでしばらく聴き続けてエージングすると音が変わると思います。


(※個人的な感想です。購入の際はご自分の目や耳で実際お試しになることをお勧めします。)

総評

満足感は高かったです。既に手持ちのAKG Q701ではインスト部はきれいでよかったのですが、ボーカル部が少し弱い(埋もれる?)印象があったため、MAVISの仲間入りは歓迎できるものでした。
今後は、欲しかったイヤホンが手に入ったこともあり、次に欲しくなるのはDAPです。
AK320あたりが以前試聴したときに好みだったのでMAVISとの組み合わせでどんな音になるのかが楽しみです。(しばらくはお金がたまるまで購入はお預けになりそうですが。)