【自戒】VMにWin11をインストールするときのライセンス関係の注意点
2026-07-04
はじめに
最近購入したMacbook Air M5にVMware Fusionを使い、Windows11 Home Arm版をインストールしました。
Windows11をインストールするには、TPM2.0(Trusted Platform Module 2.0)が必要です。これは、通常のベアメタルなH/Wへのインストールだけでなく、仮想環境へのインストールであっても同様です。
インストール後に初期設定や普段使うアプリをインストールしていたところ、ファイルシステムのエラーが生じました。CHKDSKなどのコマンドで復旧がうまくいかなかったので、やむなくVMを作り直してWindowsをクリーンインストールしました。
しかし、プロダクトキーを入力してもライセンス認証がうまくいきませんでした。
試した環境と諸要件
- VMの母艦:M5 Macbook Air 13in. RAM32GB/SSD1TB
- VMware Fusion Professional 26H4
- VMに使用したISO:Windows11 Home 64bit Arm版
- 認証に使用したライセンス:Windows10 Home DSP版
なぜWindowsのライセンス認証ができなかったのか?
原因は、DSP版ライセンスを使用していたためです。
Windowsのライセンス認証は、インストールされたH/Wの情報とともにMicrosoftのサーバで管理されます。また、DSP版ライセンスは、インストールしたH/Wを更新・交換すると、別のPCであると認識することがあります。
つまり、新たにVMを作成してvTPMを再生成してしまうとvTPMのUUIDなどのメタデータが変わってしまい、別のPCとして認識されるという現象でした。
また、Windows11のライセンスには、リテール版とDSP版があります(細かくは他にも種類がありますが、個人で購入するのは主にこの2つかと思います)。リテール版では、PC間のライセンス移動が可能ですので、このような問題は起こりえなかったと考えられます。
参考情報
PC間のライセンス移動は、「トラブルシューティング」、「このデバイスのハードウェアを最近変更しました」で対応できるのですが、DSP版だとここでエラーが出ます。
対応
この問題の回避策は、最初にライセンスを認証したvTPMを使用しているVMにOSのクリーンインストールをすることです。
つまり、今回は、ファイルシステムの破損が生じた最初のVM(最初にライセンス認証をしたVM)にWindows11を上書きインストールすることで、ハードウェアの更新をしていないように見せかけました。これにより、正常にWindows11のライセンスを認証できました。
なお、最初のVMを削除してしまうと対応できない回避策です。
まとめ(今後に向けた注意点)
N番煎じかと思いますが、Windows11とVMを扱う際は下記に注意が必要です。自戒を込めて備忘録を書きます。
- WindowsのライセンスをPC間で移動する可能性がある場合は、DSP版でなくリテール版を購入すること
- 特にVMのようなOSをときどき再インストールして環境を構築し直す可能性がある場合はリテール版がほぼ必須となる
なにか質問があれば、@rosev838まで。
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